部員不足のため昨夏から合同チームを組んでいる伯方中学校(愛媛県今治市伯方町木浦)と岩城中学校(上島町岩城)の野球部が結束を強めている。島が違うため毎日一緒には練習できないが、順調にレベルアップしており、25日には全日本少年軟式大会東予ブロック予選に挑む。
 3年生が引退した昨年8月以降、岩城中は部員6人となったため、9人の伯方中と自治体の枠を超えて連携している。平日はそれぞれの学校でトレーニング。主に土、日曜日に岩城中生が教員の引率でフェリーと車で30分ほどの伯方中まで出向き、汗を流してきた。
 合同練習では中継プレーなどに重点を置き、1月末には大洲市で合宿、練習試合も重ねた。
 球威のあるエースと好リードの捕手は伯方中生、守備の要の中堅、遊撃は岩城中生が務め、つなぐ野球で得点力が向上するなど両校の強みが発揮されている。